出前講座 新居浜市立宮西小学校

2019年9月5日 10時07分
出前講座

9月4日、新居浜市立宮西小学校で出前講座を行いました。研修開始30分前に学校に到着したときには、夏休み明けの元気な子どもたちの声が学校に響いていました。

今日の研修内容は、プログラミング教育導入の経緯を理解していただいた後、「プログル」を活用した正多角形の作図の実習をしていただきました。
プログラミング教育導入の経緯研修の様子研修の様子

プログラミング教育の導入に関しては、皆さん大変不安を感じておられるようで、食い入るようにスライドを見られていました。新学習指導要領におけるプログラミング教育の位置付け、プログラミング教育の目標、プログラミング教育を行う場面設定等を説明させていただきました。プログラミング教育の導入の概要をある程度理解していただいた後に、総務省が配信している「Connect future 5Gでつながる世界」という動画を見ていただきました。今以上に通信技術が高度に発達し、さまざまなICT機器が広く使われるようになった未来の日本社会と家族の姿を描いたイメージムービーです。(YouTubeで配信されている実際の映像はこちら

社会の急速な変化に伴って、学校教育も変わっていかなければならないという思いを持っていただき、まずは、プログラミングに着手しようという意欲を高めていただきました。

動画視聴をした後に、ドローンが登場。リモコンで操縦をしているのではなく、前進して向きを変えてから戻ってくるようプログラミングされていることをお話ししました。プログラミングを活用すれば、自由にロボットを動かすことができることを目で見て感じていただきました。子どもたちに見せれば、一気にプログラミングに興味を持ってもらえるだろうともお話をしました。

「プログル」を活用したプログラミング体験では、正多角形を描いていただきました。(プログルのサイトはこちら
研修の様子研修の様子
「プログル」を使って、ブロック型のプログラミング言語を扱う方法を学びました。ブロックには説明が書かれてあるので、直感的に分かりやすく簡単に正多角形を描くプログラミングができるので、楽しく実習を進めることができました。また、自由に図形を描く場面では、互いに作品を見せ合い、自分も挑戦してみようと意欲を燃やしている方も見られました。子どもたちも同じように楽しくプログラミング体験をできることを実感していただきました。しかし、体験だけで学習を終えてはならないこと、しっかりと図形の性質やきまりに目を向けさせることが重要であることも伝えました。

研修を通して、プログラミングを始めるハードルが下がりましたというご意見をいただきました。新学習指導要領完全実施まで後残りわずかです。しっかりと準備を進めていただきたいです。