特集:Ozobotを使ってみる

Ozobot(オゾボット)はとても簡単!

え!?これがロボット!?
 Ozobotは、海外のEvollve社が開発した教育用ロボットです。3cm程度の大きさで、世界最小のプログラミング用のロボット教材といわれています。日本では、「たこロボ」という商品名でも販売されています。底面にセンサーが付いていて、紙に書かれた線を読み取りながら線上を走ります。

 底面センサー線の上を走る


色の配列による命令が画期的!
 何といっても特徴的なのはその命令方法です。Ozbotは特定の色の配列を読み取らせることで、様々な動きの命令を行います。例えば、「青緑青」だと、速度がターボになります。また、「緑黒赤」だと、次の交差点で左に曲がります。パソコンもタブレットも使わずに、紙とペンだけでロボットを思い通りに動かすことができます。なので、未就学児から利用ができる教材です。
ターボ!右に曲がる
うごきの命令走る速さかっこいい動き

Ozobotの構造は非常に分かりやすい!

 Ozobotの直接の操作は側面にある1個のスイッチボタンで行います。1回押すと電源オンになります。この状態で線の上に置くと走り出します。もう1回押すと電源オフになります。LEDは、黒い線の上を通過すると「水色」に光ります。黒以外の色の上を通過するとその色で光ります。例えば、「赤」の上を通過すると一瞬だけ「赤」に光ります。
Ozobotの構造LEDが赤

反応が悪いときはキャリブレーション
 使い続けると、命令通りに動かない時があります。その時は、「キャリブレーション」を実行して、センサーの調整をすれば改善されます。キャリブレーションの方法は、スイッチボタンを長押しして、LEDが一瞬白く点滅するまで押し続けます。スイッチボタンを離して何回か白く点滅した後に緑色に点滅すれば成功、赤色に点滅すれば失敗です。下のキャリブレーションゾーンに底面のセンサーを合わせながら実行するとできます。
キャリブレーションゾーン

実際に体験してみよう
 
下の図で、女の子がいる家から公園へOzobotを向かわせるプログラムを考えましょう。途中にいろいろな邪魔なものがありますが、それらを避けて公園に行かなければなりません。公園に向かう途中で交差点がいくつもあります。その手前には、色を塗る3つのマス目があります。マス目に色を塗って、確実に公園にたどりつくようにしましょう。実際に色を塗って、Ozobotを走らせてみましょう。印刷して試してください。ファイルはこちら(PDF493KB)
公園まで行こう