お知らせ
PGCon(ピジコン)はStuduino(スタディーノ)よりも簡単!
主にLED制御学習用として活用
PGConは、アーテック株式会社が開発したプログラミング教材で、LED制御学習に特化したものです。Studuinoのようにブロックを組み立てる必要はありません。専用のUSBケーブルでコンピュータに接続し、コンピュータ上で作成したプログラムを転送することでLEDを制御することができます。この教材を活用することにより、小学校6年生の理科「電気の利用」において、電気を効率的に利用する方法などをプログラミングで体験し、その仕組みを学習することが可能です。
PGCon(ピジコン)の構造
【光センサー】
明るさを0~100の値で計測。明るいほど値は大きくなる。
【ENTERボタン】
押しているときは0、押していないときは1の値を示す。
【フルカラーLED】
RGBをそれぞれ0~255で指定して色を設定。点灯・消灯の制御が可能。
【リセットボタン】
転送されたプログラムをはじめから実行。
【電源入力確認用LED】
正常に電源が入力されていると黄色に点灯。
【電源出力確認用LED】
正常に電源が出力されていると緑色に点灯。
【入力端子(USB)】
PCとの通信ケーブルのコネクタ。USB microB規格。電源供給も可能。
【入力端子(DC)】
外部電源(乾電池等)を入力するコネクタ。XHタイプ。
【出力端子(USB)】
USB給電で動作する機器を接続するコネクタ。USB A規格。
【出力端子(DC)】
USB機器以外の外部機器に出力するコネクタ。XHタイプ。
【外部アナログ入出力】
アーテック製のロボット用の機器が接続できます。音センサー・光センサー・赤外線フォトリフレクタ・タッチセンサー・電子ブザー・LED・温度センサー
PGConの制御に必要なもの
・Windows搭載のコンピュータ
・PGConソフトウェア
・USBケーブル(microB規格)
USBケーブルの片方(A規格)をコンピュータ側に接続し、もう片方(microB規格)をPGConの入力端子(USB)に接続します。コンピュータにUSBデバイスドライバのインストールは不要で、自動的に認識されます。コンピュータとPGConをUSBケーブルでつなぐことによって、コンピュータで作成したプログラムをPGConに転送することができます。
PGConソフトウェアでプログラミング
コンピュータ上のPGConソフトウェアでプログラムを作成して、USBケーブルでPGConに転送することにより、PGConを制御することができます。PGConソフトウェアは、ウェブ上に公開されています(無料)。
PGConソフトウェアは、scratch1.4をベースにPGCon制御用に開発されたものです。インストールは不要で、ダウンロードしたzipファイルを展開し、展開されたフォルダ内の実行ファイル(pgcon.exe)を起動するだけでPGConソフトウェアを利用することができます。
上の図のように画面構成は、主に3つの部分に分かれています。「ブロックパレット」は、PGConを制御するための命令ブロックのが保管されています。その中にある「カテゴリー」は命令ブロックの分類名です。スプライトエリアは、実際にプログラミングを作成する場所です。
プログラム作成の流れ
操作の方法は、上の図のように「ブロックパレット」内の「カテゴリー」を選択して、必要な命令ブロックをドラッグし、スプライトエリアにドロップをすることでプログラムを作成することができます。その際、緑の旗の「制御スタート」ブロックの下側に連結するように、白い線を確認しながらピッタリくっつけて並べていきます。「制御スタート」に付けられた命令ブロックについて命令を実行することができます。
PGCon本体のボタンと光センサーについては、「テストモード」を実行することによって、値の変化を確認することができます。「ボタンを押したらLEDが点灯する」「暗くなったらLEDが点灯する」といった制御をするときには、非常に重要な情報となります。
プログラムが完成したら、上の図のようにPGConへ転送します。転送完了後すぐにプログラムが実行されます。再度、実行したいときは、リセットボタンを押してください。自分が思っていた動作をしなかった場合は、プログラムの修正をすることができます。不要なブロックがある場合は、そのブロックをドラッグしてブロックパレットにドロップすれば削除することができます。修正が終わったら、再度プログラムをPGConに転送することによって、修正されたプログラムを実行することができます。
作成したプログラムはコンピュータに保存して、必要な時に読み込むことができます。様々なプログラムを作成し、教材として保存ておくと便利です。
LEDの色は自由に設定できる
PGConのLEDの色は、R(赤)G(緑)B(青)の明るさをそれぞれ調節することにより、自由に設定することができます。値の設定が簡単な色の幾つかは、下の図で紹介しています。
主な命令ブロック
実際にLEDを制御してみよう!!
制御1 LEDを好きな色に5秒間点灯させよう
制御2 ENTERボタンを押したときLEDを好きな色に5秒間点灯させよう
制御3 光センサーを利用して暗くなったらLEDを好きな色に5秒間点灯させよう