出前講座 砥部町立麻生小学校

2019年8月9日 16時38分
出前講座

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8月9日 砥部町立麻生小学校においてプログラミングの出前講座を行いました。麻生小学校からのプログラミング教育に関する出前講座の依頼は昨年度に引き続き2度目となりました。今年は、昨年度の研修を生かし、スクラッチを使って本気でプログラムを組む体験をしていただきました。

下の画像を見ても分かると思いますが、演習1からかなりの難易度です。研修では下の左側の画像にあるような説明のプログラムを組んでいきました。右側は、説明をフローチャートにしたものです。


使用するブロックは、あらかじめ下の画像のように用意されているので、演習の説明やフローチャートを見ながら組み立てていくだけです。ちなみに、右側が答えとなります。

ブロックを並べるだけとはいえ、やはり困難を極めました。しかし、一つ一つのブロックの意味と、入力されている言葉の意味を押さえることによって、少しずつプログラムの流れをつかむことができる先生が増えてきました。流れが分かった先生は、隣の先生に理解できたことを伝え、最後には全員正解を導き出すことができました、

そもそもこのプログラムは、2つの任意の数を入力すると2つの数の最大公約数を見つけることができるプログラムとなっています。(ユークリッド互除法をプログラムしています)プログラミングの研修で、よく正多角形の作図のことを取り上げて研修をしますが、単に手順を打ち込んだプログラミングだけではなく、コンピュータに数を入力し記憶させ、その数を基に演算や制御を行わせることによって様々なことができるようにすることが本来のプログラミングです。

演習はほかにも、カウントダウンをしたり、任意の音を鳴らしたり、鳴らした音の数を数えたり、メッセージのやりとりをしたりすることをしました。今日の研修を通して、苦労の末思ったとおりのプログラミングができたときの達成感はかなり大きいと感じました。さらに、自分で組み上げたプログラムに新たなプログラムを追加して、独自にカスタマイズする先生も出てきて、創意工夫を凝らす楽しさや一からものを作り上げる喜びを感じ取っていただけたのではないかとも思いました。このような思いを子どもたちにも何らかの形で味わわせたいものです。

今回の研修のような、一歩踏み込んだプログラミングの世界を体験してみたいという方。情報教育室に連絡いただければ出前講座をいたします。遠慮なくご相談ください