出前講座 鬼北町立三島小学校

2019年8月2日 14時12分
出前講座

8月1日、鬼北町立三島小学校に2度目の訪問をさせていただきました。前回は、プログラミング教育の概要とアンプラグドコンピューティングについて研修を深めました。今回は、実際にコンピュータを使ったプログラム体験を行いました。

実習内容は、「プログル」のサイトを使った正多角形の作図の実習と「PGCon」を活用した電気の利用の実習です。

実習ではなかなか自分の思うような動きをしてくれず、その原因を探る話合いが続きました。しかし、みんなで考えを出し合うことで必ず正解を導き出すことができました。そして、「コンピュータは命令されたことを忠実に守って動いている。間違っているのは自分たちだった」という意見が出てきました。まさしくそれがコンピュータの良さです。下のように、計算式を正確に入れてやれば、きれいな模様を描くことだってできるのです。

人間にはできないことをコンピュータはやってのけることができることを体験していただきました。

「PGCon」の実習では、自分で組み上げたプログラミングの数値を変えるとどうなるのかとプログラミングのトレースをしていました。例えば、下の左のプログラムが実習の課題で作成したプログラムで、PGConのボタンを押すと(本体のボタンの値が0)本体のLEDが5秒点灯して消えるというものです。でも、ボタンの値が1、つまり、ボタンを押さなければというプログラムにするとどうなるのでしょう。

正解は、LEDはつきっぱなしとなります。しかし、ボタンを5秒以上押しっぱなしにするとLEDは消えます。コンピュータはどういう動きをしているのかというと、PGConのボタンが押されていないので、ボタンが1という値をコンピュータが読み取ります。すぐに、LEDを5秒点灯させます。その後LEDを消灯させプログラムを終了させますが、その瞬間、ボタンの値が1というのをコンピュータが読み取ってしまうためLEDを5秒点灯させます。つまり、5秒点灯して、目に見えない速さで消えて、また点灯を繰り返しているのでずっとついたままに見えるのです。そうした、プログラムのトレースをすることで、組み上げたプログラムの意味を知ることのできた研修でした。

 

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