出前講座 今治市立吹揚小学校

2020年2月20日 15時38分
出前講座

研修の様子研修の様子研修の様子

2月17日今治市立吹揚小学校において、出前講座を行いました。情報教育に関わる今治市内の全小学校の先生方が一同に集い、Scratchを活用した実習を行いました。

研修では、正多角形の作図とプレゼンテーション資料作成の実習を行いました。

さすが、日頃より情報教育に携わっている先生方です。Scratchの使い方については一通り習得されている方ばかりで、正多角形の作図の実習では、特に問題もなく研修をすることができました。

Scratchは、汎用性が高く、かなり本格的なプログラムを組むことが可能です。しかし、その汎用性の高さゆえに多くの命令ブロックがあるため、その中から必要なブロックを見つけ出さなければなりません。そのあたりが小学生にはハードルが高いと考えられます。そこで、ある程度先生方の方で使う命令ブロックを指示しておき、使い方に慣れるまでは教師主導で引っ張る必要があることを伝えました。その上で、子どもたちに考えさせるところはどこなのかを焦点化しておき、しっかりとその時間を確保する必要があります。あわせて、算数の授業のねらいを明確にし、プログラミング体験を通して、算数科の何を学習させるのか、どんな力を付けさせるのかを把握して授業を進めることが大切であることを研修しました。

プレゼンテーション資料作成の実習では、町探検をして見付けた秘密を発表するという授業を想定し、アイコンをクリックしたら画像が出るという資料を作成していただきました。資料づくりを通して大切なのは、どういう順番で資料を出していくかということです。そこにプログラミング的思考が働きます。そして、実際にプログラムを組んでいきますが、やはり1回ではうまくいきません。当然修正が必要となります。いかにすれば、自分の思い描いている資料ができるのかあれこれと試行錯誤するところにもプログラミング的思考が働きます。研修中、終始先生方の頭の中で、思考が活性化している様子が見られました。

研修資料については、本ホームページのコミュニティサイトの領域に掲載しています。ぜひ、皆さんも試してみてください。

研修テキスト、研修資料はこちら