出前講座拡大版 西条市立田野小学校
2020年7月22日 19時36分7月22日、西条市立田野小学校で「子どもたちの可能性を伸ばす小学校プログラミング教育」として、出前講座拡大版を行いました。第1回目の研修内容は、「コンピュータを用いたプログラミング教育」です。電子黒板等の導入など、先進的な取り組みがなされている西条市。今年度から小学校におけるプログラミング教育が必修化されたことにより、田野小学校の先生方のたいへん熱心な研修が行われました。
前半は、A分類(学習指導要領に例示されている単元等で実施)とされている内容について、パソコンを使って実習していただきました。まず、算数第5学年「正多角形の作図」としてビジュアル型プログラミング言語を用いたソフト、「スクラッチ」(ダウンロード版。web版はhttps://scratch.mit.edu/)の「ペン」を利用しました。定規と鉛筆で作図できそうですが、正確に描くことと、様々な多角形に応用できることに気付いていただきました。内角と外角について、試行錯誤しながらその関係を見いだしたり、「これでもいいんじゃない?」と、同じ動作を繰り返すというプログラミングを試してみたりと、まさに「プログラミング的思考」を身を持って体験していただきました。
後半では、B分類(学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示されている各教科等の内容を指導する中で実施するもの)とされている音楽第3学年~第6学年「様々なリズム・パターンを組み合わせて音楽をつくることをプログラミングを通して学習する場面」として同じく「スクラッチ」の「音楽」を利用しました。一音一音プログラムする過程で、パソコン上で曲がリズム・パターンの組み合わせでできていることに気付いていただくとともに、パソコンからピアノやオルガンなど様々な音が鳴るたびに歓声が上がるなど、自分がプログラミングしたことにより楽しい気持ちになっていただけました。まずは先生方にプログラミングの楽しさを味わっていただきました。