出前講座拡大版 西条市立田野小学校

2020年9月24日 08時52分

9月23日、西条市立田野小学校で出前講座拡大版を行いました。全3回の内の第2回目となる今回は、「プログラミング教育の手引き」でA分類ー②に例示されている「身の回りには電気の性質や働きを利用した道具があること等をプログラミングを通して学習する場面(理科第6学年)」について実習していただきました。

電気回路をつくる様子電気回路をつくる様子 電気回路をつくる様子

まず、電気の量と働きとの関係、発電や蓄電について、実際に電気回路をつくり、手動で電源を操作して確認しました。続いてこの操作を、プログラミングにより制御することで、電気を効率よく利用する工夫ができることについて確認しました。なお実習では、内田洋行が販売しているプログラミングスイッチ、デジタル蓄電実験器を用いました。このプログラミングスイッチは、自動スイッチ、明るさセンサー、温度センサーが装備されており、付属のソフトをインストールすれば、Scratch 2 Offline Editor 上でプログラミングできます。プログラミングしたことが、実際に目に見える形で電球が点灯・消灯するたびに、参加された先生方から歓声があがっていました。さらに時間を調整したり、人感センサーを加えたりするなど複雑なプログラミングをしていきましたが、自発的に温度センサーを加えたり音を加えたりするなど、積極的に研修に取り組まれていました。毎回熱心に参加してくださり、ありがとうございます。

プログラミングスイッチを組み込んだ回路プログラムの例使用した機器 

研修後、島津理化が販売しているプログラミングボードの操作方法も紹介しました。これは、SONYが開発したMESHブロックを用いてプログラミングするものです。先述のプログラミングボードと同じような実験ができます。こちらはMESHブロックをBluetoothで接続し、タブレット上で操作できる手軽さがあります。各社、様々なプログラミング教材があります。近隣の学校同士で情報交換し、教材研究を進めてみてはいかがでしょうか。