出前講座 西予市立三瓶小学校

2020年9月1日 08時41分

8月31日、西予市立三瓶小学校で、プログラミング教育の出前講座を行いました。

三瓶小学校PC室アンプラグドコンピューティング実習「スクラッチ」を使ったプレゼンテーションの作成

 

 

 

 

 

 

まず、「小学校ではじめるプログラミング」と題して、「なぜ小学校にプログラミング教育を導入するのか」「プログラミング的思考とは何か」「教科のねらいにプログラミングをどう落とし込むのか」などをお話ししました。

続いて、「アンプラグドコンピューティング」の実習を行いました。算数の割り算の筆算の仕組みをプログラミングの視点からとらえると、コンピュータが得意とする「順次」「分岐」「反復」と同じであることを体験していただきました。算数以外にも、図工や調理実習、音楽など様々な学習場面で「プログラミング的思考」を育成することできそうだという意見が出ていました。

最後に、「プログラミング教育の手引き」でB分類ー④に例示されている「課題について探求して分かったことなどを発表(プレゼンテーション)する学習場面(総合的な学習の時間)」を、ビジュアル型プログラミング言語を用いたソフト「スクラッチ(Scratch)」で体験していただきました。これは「街づくり」を課題に設定して探究活動を行い、知らせたいことを発表資料にまとめるという授業を想定し地域のマップを作るものです。スプライトと呼ばれる部品にそれぞれプログラミングする必要があり、スプライトごとのプログラミングが影響し合います。そのため、やや複雑な作業を伴います。そこで、作業の手順や方法などのやり方、すなわち「アルゴリズム」を想起しながらプログラミングをしていただきました。イラストや写真が、プログラミング通りに表示されたり消されたりした時には、思わず歓声を上げたり拍手したりする参加者もいました。

思い通りにできる方、うまくいかない方、自信を持てた方、逆に不安を感じた方など様々でしたが、試行錯誤したりお互いがアドバイスをしあったりと、子どもたちが体験するであろう、協働しながら「プログラミング的思考」を育む過程を体験していただく研修になったのではないでしょうか。