令和元年度専門研修【小・情報】プログラミングスキルアップ研修を開催しました。

2019年10月16日 14時02分
プログラミングスキルアップ研修

10月15日、令和元年度専門研修【小・情報】プログラミングスキルアップ研修を開催しました。県内全域の小学校から1名ずつ参加していただき、小学校教員のプログラミングに関する指導力の向上を目的に行われているもので、今年度3回実施することになっています。昨年度も行っている研修であり、今年は2年目となります。

研修の様子研修の様子研修の様子
この研修は、愛媛県教育委員会のICTスキルズ向上事業の一環としても実施しており、その事業の概要を理解していただきました。また、プログラミング教育の導入の背景とその意義についても研修していただき、早速プログラミング体験をしていただきました。

研修の様子研修の様子模様
研修の様子研修の様子

プログラミング体験は、「Viscuit」を使った模様づくりと「Scratch」を活用した旋律づくりをしていただきました。これらは、図工と音楽の授業を想定したものです。

模様づくりでは、「Viscuit」というインターネット上で使えるアプリを使いました。(詳しくは、本ホームページの「Viscuitを使ってみる」を参照してください。)まず模様の基となる部品を作ります。その部品をめがねの中に配置させることで、次々と部品を登場させます。その部品の重なりや動きによって模様を作っていきます。部品の動きは意図したものになるよう設定することも可能ですが、偶然にできあがる模様の美しさを楽しむことができます。受講者の皆さんは、花の模様を入れたり、魚を泳がしたり思い思いの模様を作り楽しむことができました。

旋律づくりでは、小学校4年生の音楽の授業を想定し、ミ、ソ、ラ、ド、レの5音を使い、旋律をプログラムしていただきました。「Scratch」では、旋律をプログラムしたブロックを保存して、そのブロックを友達のシートにアップロードできます。その方法を活用すると、2人の旋律を合体させることができるので、旋律の組み合わせを自由に行うことができます。その組み合わせ方をペアで話し合う活動を取り入れました。

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また、ICTスキルズ向上事業研究推進委員の先生から、「プログル」(サイトはこちら)を活用した正多角形の作図の実習、センサーを活用した計測と制御のシュミレーションを模擬授業形式で紹介していただき、プログラミングを取り入れた授業のイメージを持っていただきました。

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研修の締めくくりとして、各校における今後のプログラミング教育の方向性についてグループ協議を行いました。今日の研修を通して、プログラミングを取り入れた授業のイメージが捉えられたようで、活発な意見が交わされました。プログラミング教育を進めるに当たって、「とりあえずやってみることから始めよう」という言葉が、あちらこちらから聞こえてきて、前向きに頑張ろうという意気込みが感じられました。

この研修は10月17日と10月24日にも行われます。次は、どのような意見が交わされるのか楽しみです。