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令和2年度専門研修【小・情報】プログラミングスキルアップ研修を開催しました。

2020年10月12日 12時55分
プログラミングスキルアップ研修

研修の様子研修の様子研修の様子
10月8日、今年度2回目のプログラミングスキルアップ研修を実施しました。今回も、県内から30名弱の先生方が参加し、熱心な研修が行われました。前回同様、実習を2部構成で行いました。前半は、本研修の目的や意義について義務教育課指導主事より説明があった後、Scratchを使った音楽づくりとViscuitを使った模様づくりの実習を行いました。

研修の様子研修の様子研修の様子
後半の実習で模擬授業をしていただいた先生は、東中南予から小学校の先生1名、中学校技術科担当の先生1名ずつ選出された、ICTスキルズ向上事業研究推進委員の先生です。研究推進委員の先生方には、愛媛県のプログラミング教育の推進役を担っていただいています。「電気の利用」に関する模擬授業を担当された先生は、中学校の技術科担当の先生で、実際に中学校でプログラミングを指導されている経験を基に、分かりやすく模擬授業をしていただきました。

研修の様子研修の様子研修の様子
小学校の研究推進委員の先生には、算数の模擬授業をしていただきました。プログル(https://proguru.jp)を活用して正多角形の作図を行いました。プログルの最大の特徴は、スモールステップで課題を解決していくところにあります。課題を解決するごとに、クリアの文字が表示され、さながらゲームをしている感覚で学習を進められるので、子どもたちに受け入れられる教材だと感じます。課題を一つ一つ解きながら、プログラミングの基本であるシーケンスやループを理解することができるのも利点だと考えています。
そして模擬授業では、正三角形を作図する場面において、曲がる角度を60度にしてしまう間違いを子どもたちはしてしまうことを想定し、どうすれば正三角形を描くプログラムを子どもたち自身が解決できるかということを協議し合う時間を取りました。
ただひたすらプログラミングだけをする授業展開ではなく、先生との対話や友達との対話を入れながら、課題を解決する方法をみんなで考える活動が、小学校におけるプログラミング教育においてとても大切であることを教えていただきました。

研修の様子研修の様子研修の様子
本研修では、単なるプログラミング教材の操作方法を学ぶだけに終わらず、受講者同士の対話を大切にしながら、プログラミングを取り入れた授業のイメージを持ってもらえるよう心掛けています。